RC住宅を建てたいけれど初めてなので不安?そんな方に役立つミニ知識を紹介します!

RC住宅を初めて建てようと考えているが不安だという場合、基本的な知識を身につけてから計画を立てることをお勧めします。
まずは前知識として、鉄筋構造とコンクリート構造を掛け合わせたものがRC住宅であると覚えておくと良さそうです。
遮音性や気密性に優れ、耐震性に優れています。
しかも、防火性にも優れていますので、火事に強い造りだとも言えます。
また、デザインの自由度が高いので、自由なデザインを実現したい場合にもピッタリです。

そもそもRC住宅とは何か?その特徴や工法を教えます!

RC住宅とは、鉄筋コンクリート(Reinforced Concrete)を主材料として用いる住宅のことを指します。
都市部のマンションや大規模なビルでよく見られる構造ですが、一般的な住宅にも取り入れられています。
では、なぜRC住宅が選ばれるのか、その特徴と工法を見てみましょう。
1.耐震性・耐火性に優れる:RC構造は、鉄筋とコンクリートの組み合わせにより、地震の揺れに強く、火災時の耐火性も高いと言われています。
これは安全性を求める都市部では特に重要な要素となります。
2.長寿命:鉄筋コンクリートは非常に丈夫で、適切なメンテナンスを施せば、数十年以上の耐用年数が期待できます。
3.遮音性:コンクリートの厚みと密度が、外部の騒音や隣接する部屋との音の伝播を減少させる効果があります。
工法について RC住宅の建設工程は、まず鉄筋を組み立てることから始まります。
その後、型枠を設置し、コンクリートを流し込む工程が続きます。
乾燥・硬化した後、型枠を取り外して建物の形が現れます。
一見難しそうに思えるRC工法ですが、実際には確立された技術と経験を持つ専門家たちの手により、多くの住宅やビルが安全に建設されています。
耐久性や安全性を重視する場合、RC住宅はおすすめの選択肢と言えるでしょう。

頑丈?地震に強い?RC住宅にするとこんなにメリットがある!

頑丈な構造と地震に強い特性を持つRC住宅にすることで、多くの利点があるのです。
鉄筋住宅は鉄筋コンクリート構造を採用しており、その堅固な造りが多くのメリットをもたらすに違いありません。
まずRC住宅は耐久性に優れています。
鉄筋コンクリートの強度と耐久性により、長期間にわたって建物の安定性を保つことが可能です。
これにより住宅の寿命を延ばすことができるに違いありません。
次に地震に対する強さが大きな魅力です。
RC住宅は地震の際にも柔軟に揺れることで、建物の崩壊を防ぐ構造を持っています。
結果、地震時の被害を最小限に抑えることができるかもしれません。
さらに、遮音性や断熱性も優れています。
コンクリートの密度が高いため、外部の騒音を遮断し、室内の静寂な環境を保つことができます。
断熱性も高く、エネルギー効率の良い住環境を実現するのです。
最後に、デザインの自由度が高いのも利点の一つです。
RC住宅は柱や梁などの構造が内部に埋まっているため、外観や内装のデザインに制限が少ないのです。
自分のスタイルに合わせた住まいを創り上げることができるでしょう。
以上のように住宅は頑丈な構造と地震に強い特性で、耐久性や安全性を提供するだけでなく、快適な住環境を実現するのです。
その結果家族の安全と快適な生活を両立させることができるでしょう。

RC住宅のデメリットも事前に知れば対策を立てやすい!

鉄筋コンクリートのRC住宅は、耐久性が高い一方で様々なデメリットがありますが、事前に知れば対策できるのではないでしょうか。
他の建築構造よりも部材のコストが高く工期もかかるので、建築費用が高くなりがちです。
建築費用については、最初から将来分も含めて設計に組み込めば、将来的に増改築をせずに済むので追加コストが避けられます。
RC住宅は木造と比べて2倍長持ちといわれていますから、長く暮せる設計にして住めば住むほどお得になります。
密度が高いコンクリートのRC住宅は、水分を含んでいることから、建築後数年は特に顕著に結露が発生します。
室内の湿度が上がりカビが発生しやすくなるので、計画的な換気と必要に応じた除湿で対策する必要があります。
汚れが付着しやすく目立ちやすい性質もありますが、手の届く範囲を自分でお手入れすればコストが浮きます。
加えて防汚コーティングを施工すれば、汚れやすいRC住宅のデメリットを解消して、綺麗な状態が長く続くのではないでしょうか。

RC住宅はお金がかかるって本当?木造住宅と比較して費用相場を紹介!

鉄筋コンクリート造のRC住宅は、施工費用が高コストになるのが特徴です。
費用相場を木造住宅と比較して2倍程度になります。
同様の坪数の敷地に建てると想定すれば、木造住宅で3000万円ならば、RC住宅だと6000万円になるという感覚です。
ただ地価が高額なエリアにおいては、建物よりも土地価格のほうが大きくなるため、両者の価格差は1.5倍程度に縮まることもあります。
RC住宅が高コストになる理由は、建材の価格が高いこと、人件費がかさむことなどです。
施工期間が木造より長くなるため、比例して人件費が高額になります。
一方で経年劣化の影響が少ないので、耐用年数が延びるという側面があり、それを考慮すると費用対効果がよいという声があります。
建築における初期費用は高額になりますが、ここでずっと生活したい、安全・安心できる生活を続けたいといった方にとってはRC住宅のメリットは大きいでしょう。
なお木造より汚れやすく、カビが生えやすいので清掃はこまめに行う必要があります。